STDV 標準偏差

オイラの会社でのポジションは化学屋さん。(”ばけがくや”と読みます)

たぶん、世間一般の人が創造する化学屋さんは、フラスコと試験をもって
カラフルな液を混ぜては振って、色が変わって、たまに煙がもくもく出て・・・

なんて所でしょうか?ステレオタイプすぎ?実際、大学では近いものがありましたが・・

しかし実際は、オイラの仕事は、化学屋というより、統計屋。

まずは、いろんなアイデアを考えそれができるかどうか、いろんな角度から統計的にシュミレーションする。
(もちろん化学的側面からもシュミレーション)

実験方法が、決まったら予算の続く限り実験。

実験結果と、シュミレーション結果がどのくらい一致するかを統計的に判断。有意な差か?
また、結果の不確かさを統計的に算出・・。

とにかく統計です。フラスコなんかめったに振らない。その手の仕事のほとんどが機器任せ。統計統計また統計。

毎日毎日数字と睨めっこしていると・・・

数字をなかなか信じなくなります。

たとえば、テレビのアンケート。あれは、条件が曖昧でデータして信用できない。例えば、内閣支持率が50%だった場合のその値の正確さ(不確かさ)が、どのくらいなのか?(例50%±4%なのか? ±10%なのか?)

とか、ギャンブルは確率的に燃えられない。

とある健康番組の実験結果なんて、とてもじゃないが信じられる物じゃない。

今年1年の異常気象の数の報告。これなんて”異常じゃない気象”がいくつあるか(多分無限大?)わからないのに、映像と同時に流されるとものすごくあるような気がするけど、総じて対してない。分母の数から考えるとほぼゼロじゃないか?そもそも、異常気象が増えているって、何時と比べて増えているんだ?気象をココ数十年でのデータで語るのは、間違っている。何故なら、数百年で平均すると異常ない値になる確率がたかい。しかし、比較するにも数百年前なんてだれもキッチリ気象データなんて取っていないんだから・・・。ただ単に、恐怖を煽っているだけである。

わかりやすい例として、地球温暖化。確かに暖かくなっている所もあるが、世界では寒くなっている所もある。南極で氷が減っている所もあるけど、増えている所もある。問題は、その事実でないか?片方だけ取り上げると・・、米国のイラク政策みたいなもんです。
(もちろんSTOP温暖化は当然ですけど・・、イタズラに恐怖を煽るのは良くない)


などなど、オイラの考えを見ていると
よーく考えてみるとつまらない奴になっているような気がする・・。

やっぱ、数字で測れないから面白い。

だよな。人生って・・・