老兵去る

今日は、オイラが新入社員の時配属された事業所の所長であった恩師の引退セレモニーに参加

M所長は、生粋の技術者でオイラの業界では世界的に有名な人
この分野を造った人といっても過言ではない。

M所長には、入社時から技術を離れるまでの9年間みっちりと技術を叩き込まれて
今のオイラがあるのも、M所長のお陰 
オイラが技術の時は、若いオイラにもどんどん課題と責任を与えてくれた。
そのお陰もあって、手前味噌ですがオイラが研究した技術も世界的な評価をいただける快挙を成し遂げることができた。

M所長が最後にオイラに言った一言が、胸に突き刺さる。
M所長「ketoが、俺の最後の弟子やな。俺の技術と考えを次の世代につないでくれ。また、技術軽視の今の経営にくさびを入れてくれ。期待しているよ」

オイラは、M所長の意思を次に受け継ぐことができるだろうか?
今は、ただ一生懸命に頑張るだけだなぁ。
高みに到着しないと、何もできないから・・・

とにかく上司として、技術者として、人間としてすばらしい人だった
あんな人間にオイラはなれるだろうか?