晴天の霹靂

今日は、朝からとある出来事にオイラの心は完全に放心状態

その出来事とは、 
朝一に突然、事業部長に別室に呼ばれる。

うん? なんだ転勤か? こんな時期に?

事業部長「keto。 中国の揚州の工場が今大変なのは知っているよな?」
オイラ「それはもちろん。」
事業部長「工場の立て直しと計画されている拡張計画に伴って、現地に駐在を派遣するかもしれへん。 ポジションとしては、工場長、営業及び経理部長として。 お前、行けと言われたら行くか? 生活も含めて、めちゃめちゃ大変やけど、お前のキャリアには最高にプラスになるで!! ま、まだ俺のアイデアで、上が認めるか?認めないか? 部長と課長がお前を手放すか?どうか? いつになるか? まったくわかれへんけど、覚悟だけは聞いときたくて」

うーん、来たか・・・。前々から、ketoが適任では?と上が噂しているのは知っていたけど・・・
確かに、工場勤務経験があり、語学と営業がわかり経理的な事も無知ではないオイラが適任だろうなぁ。正直、このポジション少し狙ってたし。行けるのであれば、ぜひ行きたい。行って苦労したい。問題は、奥さん。 奥さんを、いきなり揚州の片田舎に連れて行けるのか? 揚州-上海は、新幹線で2〜3時間。奥さんは、上海に住んでもらって、オイラは平日揚州で週末は上海ってありか?

オイラ「正直、そのポジションかなり興味あります。問題は、奥さんだけですが・・・。 奥さんだけ、上海に住んでもらっても良いですか?いきなり揚州は・・・」

事業部長「え!? お前拒否せえへんの? 正直、拒否すると思ったけど・・。 奥さんのことは、交渉の余地全然あるで。 そうなん?行きたいか? ホンマ? いや、確かに、これはお前のキャリアにはめちゃめちゃプラスやで。でも絶対拒否すると思ったけど。やっぱ、お前変わってるなぁ。進んで苦労するかぁ〜。せっかくの本社勤務やのに・・・。 もっと早く聞いとけば良かったよ。 わかった。 結果はどうなるかわからんけど、覚悟だけはしとけよ。全然、決まった訳ではないからな。気にすんなよ。後、誰にも言うなよ。」

気にすんなって・・・、気にするよ。 
揚州かぁ〜、でもいきなりこの歳で、ひとつの工場の一切を仕切れるのは魅力的。
しかも、オイラの会社の将来的な最重要中国進出拠点に化ける可能性ありだもんな。L
仕事がだめでも、頑張って中国語だけでも身に着けたらかなりプラス。
うーん、うーん。

この事を奥さんに言うのか?どうしよう?
と、結構悩んだけど、その日たまたま仕事帰りの奥さんと駅からの帰りが同じになったので、
駅から歩いて帰る途中の路で、今日あったことを奥さんに話すと・・・

奥さん「ふーん。上海か揚州は見て決めたいなぁ。 ま、グローバル研修を受けてグローバル要員になったんだから、そんな話の一つや二つあって当然でしょう。って言うか、声がかからない方が問題だよ。最悪、3年くらい中国で引きこもりしてりゃいんやろ。」

なんと気持ちいのいい回答。 あんたできた奥さんだよ、ホント。
ふー、こうやって奥さんと一緒に帰る駅からの帰り道。
些細な幸せですが、こんな幸せが一生続けばなぁと思う帰り道でした。